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  【81ニュースレター】PH緊急時対応 6/17 Wednesday | 81 PROPERTY MANAGEMENT フィリピンの不動産管理・物件販売・内装・賃貸・コンサルティング

【81ニュースレター】PH緊急時対応 6/17 Wednesday

本日も隔離措置の続くここフィリピンより最新の情報をお知らせいたします。まず本日の感染者数ですが陽性感染者数27238名、死亡者数1108名、回復者数6820名となっています。457名の新規感染者が報告されたこととなります。
 
【Metro Manila】

  • 感染防止対策の評価基準

 フィリピン中央政府は昨日16日からマニラ首都圏での一般隔離GCQを継続延長することを決定いたしました。セブ市などその他の地域で特例的な厳しい措置も発令する中、依然感染拡大が収まっていない首都圏ですがロックダウンの現状維持を決定したことになります。政府が判断する基準として大きく3つの要素があるようで1つは累計感染者数が2倍に達する日数(ダブリングレート)が7日未満、2つ目は重症患者に対する医療機関の対応能力、3つ名は経済活動を重視しているようです。マニラ首都圏はダブリングレートが基準ぎりぎりの6.9日で何とか保たれている一方で、重症患者への医療機関にまだまだ余力があり、その利用率は35%に留まることが評価され今回の「現状維持」の判断がなされたようです。一方、セブ市はこれらの基準においてダブリングレートは6.6日と首都圏より若干低いものの、医療設備の利用率が既にほぼ100%に達しいて今後も感染の蔓延とともに重症者が増えると、医療崩壊を起こす可能性もあり今回の決断に至ったようです。
 

  • 投資認可額32%減

 今年1~5月の投資認可額が前年同期比の32%減少したことを経済区庁が発表しました。件数ベースでは42%減少の113件の承認に留まるようです。原因はやはり外出制限による各企業の操業停止が大きく、その他には中国からの原材料調達が停滞したことも要因のようです
 
【Cebu Mactan】

  • 大統領報道官がセブ市の危険度について言及

 大統領報道官は16日のオンライン会議でセブ市がビサヤ諸島の玄関口であり、そこで感染が抑えられなければ一気に拡大する可能性をリスクとしてとらえていることを述べました。セブ市では既に大手商業モールが閉鎖を宣言した他、日系製造業者も稼働再開を始めた矢先の操業停止をやむなくされており大きな痛手となっているようです。
 

  • 中央ビサヤ地方、感染者4591名、15日時点

 セブ市を中心とする中央ビサヤ地方では6月15日に新規感染者が131名報告され、これで同地域での合計感染者数は4591名になったと発表されました。新規131名の内訳はセブ市が109名と最大でその他、マンダウエ市とラプラプ市がそれぞれ3名、セブ州のその他の地域で16名と報告されました。
 

  • セブ市内感染者、新規201名、17日時点

 前述の報告に加え本日17日にセブ市内だけで201名の感染が報告されました。これで同市は合計感染者数が4015名となります。
 

  • セブ市、大きなトラブルなくECQへ移行

 15日の深夜にECQへの移行が決定されたセブ市ですが翌日の16日は特別大きなトラブルはなくECQ初日を迎えたようです。いくつかの道路で車両制限が対応できず主要道路以外の通路を封鎖するなどの対処を行ったようですがその他概ね良好な移行であったと報じられております。
 
 本日は以上となります。セブ市での感染者が注目を集めておりますが、医療機関の使用率が100%に達しているとのことが中央政府の決断の大きな要因となっていたようです。セブ市長は政府の決定後も引き続きセブ市は感染をコントロールできていると主張し、GCQの継続を訴えていたようですが感染数や医療施設の稼働率を見る限りどこまでコントロールできているか疑問の声が上がりますセブ州知事も中央政府の指示を受け入れる意を本日午後5時ごろ表明したようです。首都圏も引き続き感染者が報告され続けています。最近多いのは行政機関、例えば国税の事務所や裁判所などでの感染者報告に伴う施設の閉鎖です。身近な場所での感染報告を聞き、はっとさせられることも多いです。

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