【81ニュースレター】PH緊急時対応 5/18 Monday
本日も隔離措置の続くここフィリピンより最新の情報をお知らせいたします。
まず本日の感染者数ですが陽性感染者数12718名、死亡者数831名、回復者数2729名となっています。
週末から本日にかけ、400名近く感染が報告され最近は継続的に1日200名以上の感染が報告される日々が続いています。
【Metro Manila】
16日土曜日から始まった、修正された隔離措置MECQの規定により各ショッピングモールは衛生面の安全を順守することで営業再開可能となっています。それに伴いマニラ首都圏ではいくつかのモールの運営再開を認めました。
しかしモール内の各店舗の運営再開は依然として各経営者に判断に依存するところで、モールが開店するも店舗や人足はまばらとなっているようです。週明けの本日月曜日からは更に運営再開に踏み切る店舗やモールも多くなると思われますが、客足は平常時の数十パーセントにとどまるようです。各モールの入り口にて検温とアルコール消毒が行われるほか、それぞれの店舗も入店前にアルコール消毒を設置。また入り口にはSocial Distance 維持のためのテープがはられるなど各種運営再開のための準備があわただしく進んでいるようです。
フィリピン政府はもともと5月16日以降のMECQ対象エリアとして指定してた3地域に加え、新たに7地域を加えることを発表いたしました。基本的にはマニラ首都圏内の地域でクラーク国際空港のあるパンパンガ州(クラーク市)などが対象となります。
隔離措置の緩和後初めての平日となった本日から、政府主導のインフラ事業の稼働再開が許可されたため、マニラ首都圏内の多くの案件で工事が再開されたようです。メトロマニラ間の各市をつなぐ、橋や道路の建設や高速道路の延伸工事などが具体例として報じられています。いずれの工事も人員が削減された状態で、衛生面への配慮を行いながらの工事として、進捗速度はこれまでと比べ減速するため各請負業者は完工のめどについては言及を避けているようです。
【Cebu Mactan】
当初の中央政府からの要請に反し、より厳しい外種制限が必要としてセブ市は自ら強化された隔離措置(ECQ)を提言し実施すると発表しておりましたが、住民への具体的な指示内容となる行政命令が発表されました。それによりますと、中央政府が主導するMECQと同じく一部業種の営業再開などが盛り込まれておりその条件等も50%までの人員投下可能などECQと言いつつもMECQに近い内容で16日以降隔離を行っていくことが明らかになりました。
セブ島での全感染者数が本日18日にちょうど2000名に達したことが報告されました。これは5月3日に1000名に達してから約2週間で倍になった計算になります。最も多くの感染者が報告されているのは、セブ州州都で人口約110万人のセブ市で1749名が報告されています。一方でセブ島での感染者は死者の割合が、フィリピン全土の他のエリアと比べ非常に低いと報告されています。
昨日17日までの時点で、セブ州3都市のセブ市、マンダウエ市、ラプラプ市で行われているコロナウイルス検査がマンダウエ市、ラプラプ市の両市でほぼ100%完了したと報告されました。マンダウエ市は合計で12792のサンプルを、ラプラプ市は10760のサンプルを収集することに成功しています。一方でセブ州最大の都市、セブ市では完了度が依然35.38%にとどまるそうです。このマス検査では既にコロナウイルスの抗体を獲得している人を判別するとともに、感染の早期発見を増やし拡大防止する目的があるそうです。
本日は以上となります。マカティの街中は先週までと比べ明らかに多くの自家用車が通行しているのが見受けられましたが、やはりタクシーやジープニーをはじめとした公共交通機関は規定通り見受けられませんでした。モールにも行ってみましたが本来と比べ、かなり少ない人数で運営を回しているようです。それにもかかわらずモールに来ている客の数は店舗で働く人の数より少なく、時間も短縮営業のおおむね18時までの営業となるようです。