【81ニュースレター】PH緊急時対応 4/13 Monday
本日も隔離の続くここフィリピンより最新の情報をお知らせいたします。
まず本日の感染者数ですが陽性感染者数4932名、死亡者数315名、回復者数242名となっています。
感染者数が5000名近くとなり国内で注目を集めております。
昨日日曜日から本日にかけて284名増加となかなか収まりを見せてくれません。
【Metro Manila】
フィリピン中央政府によりますと、今回のコロナウイルス対策として1.2兆ペソを準備するそうです。これは年間GDPの約6%に及ぶ金額になるそうです。財務省はあくまで財政余力をもって準備しているとのコメントを残しています。また中央銀行は約3000億分のペソ国債の買い取りを行うそうです。
隔離措置延長が決まったフィリピン首都圏ですが、各航空会社でも日系・地場系で対応が分かれています。日系2社(ANA/JAL)はそれぞれ既存で発表していた減便で運航継続を続けるそうです。現在、マニラ国際空港から週3便を運航しており継続していくそうです。一方、地場の航空会社3社(PAL/Cebupacific/Airasia)は引き続き全便運休で隔離措置終了予定の4月30日まで様子を見ていくそうです。
上2市では感染者の拡大を受け大規模検査を実施すると発表いたしました。特にこの2市は報告されている陽性患者数が多く医療従事者や海外帰国者、軽症無症状の感染疑い者が対象となります。
マニラ首都圏では軽症、無症状の陽性患者数用の隔離設備として官民から転用した6つの施設が完成し新たに1500床確保されました。転用元の施設は貿易センターやスタジアムから転用されており空調や電源、食事、インターネットそして24時間の医療体制が整っているそうです。
フィリピン政府が世界銀行へ申請していた5億ドルの追加融資の承認が降りたそうです。
フィリピン国内のデータ解析グループによりますと、今回の隔離を3月に行わずにいた場合の感染者数が190万人にもおよび死亡者が18万人になっていただろうという試算を発表いたしました。またWHOも今回のフィリピンの早急かつ大胆な隔離措置により感染数が世界的に見て抑え込まれている状況を評価しているそうです。
【Cebu Mactan】
本日のセブ州を含むビサヤ地方では感染の増大がなく、現在も感染者数40名未満で収まっているそうです。
- Water Front and Casino Hotel、Check Pointで配給
セブで大手のカジノホテルWater Frontはセブ市内の各チェックポイント(検問所)を回りFront Linerとしてこの感染対策中も最前線で働く方々に支給品を配って回ったそうです。
本日は以上となります。感染が毎日進むフィリピンも欧米各国から比べると、かなり感染が蔓延していない印象になるようですね。セブに関しては先週から申しておりますようにそろそろ違う展開を考えてもいいころなのではという印象です。
日々上がってくるコロナウイルス関連のニュースも似通ったものが増えてきました。Metro Manilaでは引き続き感染拡大中で緊迫した様子が続いております。
また今週も現地情報やニュース記事など注目していきたいと思います。