【81ニュースレター】PH緊急時対応 3/28 Sat
本日も隔離措置の続くフィリピンより現状をお伝えしてまいります。まず初めに本日の感染者数ですが陽性感染者1075名、死亡者68名、回復者35名となっております。
フィリピンでは連日のように感染者数が増大しており、本日ついに1000名を超えたとの報告がありました。
【Metro Manila】
フィリピン政府は継続する感染者増大に対しEnhanced Community Quarantine(ECQ)の継続も視野に入れ、備蓄の準備として国外から約30万トンの米の輸入を行ったそうです。フィリピン人の主食は米でECQの長期化は確実に国の備蓄に影響するものと思われます。それに備えた早めの対応ということのようです。
シンガポールのTemesek FundationよりCOVID-19の検査キットが約40,000セット寄付されたそうです。
フィリピン全土で感染者の増大、特に首都圏であるMetro Manilaは毎日100人規模で増加しております。医療従事者へ対する負担軽減のためにも活用されそうです。
- PhilHealth、COVID-19対策に資金援助
フィリピンの皆保険システムであるPhilHealthがCOVID-19の陽性患者の治療費を全額負担することを発表いたしました。また認定医療機関に対し総額16億ペソの資金援助を行うそうです。先日の大統領権限の強化から医療費などへ予算の組み換えを行われたものではないかと推察されます。
国家警察は現在Metro Manilaで実施されている夜間外出制限の違反者に対し逮捕を行わないことを発表いたしました。メモを発行するとともに違反者の記録を残すのみとなるようです。
これまで夜間外出制限の違反者は逮捕となっておりましたが、行き過ぎた自治体の違反者への過度な対応がSNSなどで報告されており事態を深刻に考えた国家警察からの対応となるようです。
本日3月28日はDuterute大統領の75歳の誕生日となるそうです。大統領は現在、感染者との接触疑いがあるため専門機関より自宅隔離を要請されており自宅で誕生日を迎える姿がSNSなどを介し発表されました。
【Cebu Mactan】
Lapu-Lapu市では今晩の深夜0時より隔離措置が開始されます。それまでに多くの住民が実家や田舎への帰宅を希望しており、長距離バスやセブ州内周辺の島へ移動するフェリーなどは満席、乗車が難しくなっているようです。またセブ州内の周辺の市も順次隔離開始となっていくようです。
- Mactan Newtown内、スーパーで長蛇の列
隔離措置開始前にMactan Newtown内の多くの住民がスーパーマーケットに押し寄せているようです。また周辺住民も近場のスーパーマーケットがMactan Newtown内のみのため、さらに需要が急増しているようです。一方でSocial Distance 維持の観点より入場制限が引かれており結果的にスーパーマーケット内に入るだけで1時間以上の長蛇の列となっているようです。
本日は以上となります。セブのMactan Newtown内の様子を収めた写真や動画はOwners ClubのFB pageにアップされております。もし、Facebookアカウントをお持ちで、まだOwners Clubをご登録されていない方がいらっしゃいましたら個別ご連絡くださいませ。
セブでもついに隔離措置が始まり、今後ますます人や経済の流れが遮断された状況になります。そのような中から観察される動きや回復に向けた動きを日々、注視していきたいと思っております。
【Marufuji グループの動き】
通常、15日と月末が給料日となりますが、状況を鑑みて特例で早期給与の手配を行いました。なおMakati本社は営業停止となる前までの限られた日数のみとなります。
本日は土曜日ということもあり社としての大きな動きはあまり行っておりません。
日本も安部首相から記者会見で外出自粛を呼びかけるなど今後の動きが大きく注目されているようです。また感染者も日に日に増加傾向にあるとのこと、4月にかけて日本は最もよい季節に入るというところ、本当に残念でなりません。フィリピンも同じく、この時期に海に出られないのは残念なことの一つです。事態の早期収束を切に願うばかりです。