【81ニュースレター】PH緊急時対応 3/27 Fri
本日も隔離措置の続くここフィリピンより現在の状況をお知らせいたします。
まず初めに本日までの感染者数ですが陽性患者803名、死者54名、回復者31名となっています。
フィリピン国内の陽性患者は増加傾向にありますが世界的に見ると非常に少ない基準で進んでおり、ニューヨークなどとは比べ物にならない水準であります。
一方で隔離措置は非常に厳しくフィリピン政府が設定している状況です。
【Metro Manila】
マニラ国際空港では現在、国内線と国外線の大幅な運休が航空各社から発生しております。
そのため既存の国際線・国内線(臨時)を含め全ての残っている運航便をマニラ国際空港のTerminal1に集約し、
空港運営の効率化を図るようです。
フィリピン中央政府は今回のCOVID-19の対策のため各国際機関に合計20億ドルの融資など依頼しているとのことでございます。
世界銀行やADB(アジア開発銀行)、AIIB(アジアインフラ投資銀行)などに対し、
今回のCOVID-19に対する隔離措置において融資依頼を希望しているそうです。
少ないながらも感染が日々増加しているフィリピンですが残念ながらそれらの患者対応をしている医療従事者からの感染例や死亡例が増えております。こうした事態に中央政府では医療従事者に対する保障を特に厚くし、そのための予算編成も行っているそうです。
【Cebu Mactam】
- Enhanced Community Quarantine
昨日より報告しておりましたが、セブ州自治体からの隔離措置実施要求を受けセブ全土でLuzon島Metro Manila同様、隔離措置が実施されることが決まりまたその具体的な日程が各市自治体より発表されました。
これにより事実上、いかなる営業も接触感染を防ぐため禁止されることとなります。
フィリピン最大手航空会社のフィリピン航空は今回の隔離措置対応を受けフィリピン国内線および国際線の全便欠航を決めていますが、滞在している外国人に対し臨時便の運航を随時需要ベースで決めいているそうです。
本日は以上となります。
想定はしておりましたが、明日28日(土曜)よりセブ支店も営業停止取ります。我々81といたしましては事態に対抗していきたい思いはありながらも、中央政府に従わなくてはならない状況にあり、皆様の不動産運営に影響が少なく済むよう入居者対応や宿泊者への対応に努めていく次第でございます。
【Marufuji グループの動き】
隔離措置のため支店営業において業務停止命令が出ております。Lapu-Lapu市の隔離措置は29日の午前0時からですが、本日27日午後より営業停止いたしました。
28日(土曜日)以降、営業停止となり再開の予定が見通せませんので、終業の際に米、缶食品、カップ麺などの備蓄を従業員に開放いたしました。
ついにセブでも動きが止まってしまいまして、自宅にて待機するほかない状況となっています。コロナウイルスへの感染リスクよりも経済に与えるダメージと住民の不必要なパニックや治安悪化などが懸念される次第です。一刻も早くコロナウイルスの影響が収束し日常が戻ることをまずは願うばかりです。