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  【81ニュースレター】PH緊急時対応 3/25 Wed | 81 PROPERTY MANAGEMENT フィリピンの不動産管理・物件販売・内装・賃貸・コンサルティング

【81ニュースレター】PH緊急時対応 3/25 Wed

本日もここフィリピンからECQ拡大隔離措置の継続する現状の様子をお伝えしていきたいと思います。

まず今現在で確認できる感染状況でございますが、感染者数636名、死亡者数は38名、回復者26名となっております。

 昨晩は22時という遅い時間にもかかわらず、上院で追加権限の認められたDuterute大統領からのメッセージということで生放送で全国に中継が流れました。

中継自体は約20分程度とあまり長い内容ではなかったですが、大統領が感染拡大防止のため国民に協力を要請する強いメッセージが主な内容となっておりました。
 
【Metro Manila】

  • 大統領メッセージ

 先述の通りテレビニュースの生中継を通じてメッセージを発信されました。その中で、医療従事者そしてその家族に大きな感謝の意を表すとともに、その他、一般国民に「Stay Home」を強調されていました。各個人がストレスに耐え、自宅隔離に協力することで不必要な接触を避け早急に事態の解決に皆で進んでいけるように国民に訴えかけるような内容のメッセージが配信されました。
 

  • 大統領権限強化

 昨日より権限強化に関してご報告しておりますが、具体的にどのような権限が強化および決定がなされているかまとめてみました。

  • 低所得家庭への現金支給、月PHP5000~8000程度
  • Health workerが罹患した場合または殉職した場合の保障
  • 国営企業、政府機関の未使用の予算の組み換え
  • 政府プロジェクトの中止、中断
  • 私営病院などの指示権限
  • Health workerのための移動手段確保、指示
  • 地方政府が中央政府からのガイドライン徹底のための指導
  • これらの指示、対応における全面的な責任を請け負う

 このようになっております。

  • データ回線の混雑発生

 通信大手のPLDTからの報告によると通常時より携帯電話データ回線が約15~20%程度混雑しているとの報告があったそうです。

また同様に通信大手のGlobe Telecomからも回線の混雑が指摘されており従業員を対応にあたらせているそうです(通信インフラは営業停止の規定外です)

通常、一般労働者や学生などがそれぞれ活動している日中の時間に隔離中ため自宅にとどまっているため、発生しているとのことです。
 

  • Luzon島内で行き場を失った外国人観光客約4500名

 ある記事によりますと、Luzon島内で新規の宿泊チェックインが禁じられていることに派生して、隔離開始前よりチェックインしていた多くの外国人観光客が各々の宿泊予約期間終了後、宿泊先のホテルより強制的にチェックアウト(記事ではKick outという表現)させられているそうです。

既に帰国のための国際線や国際空港へ移動するための国内線が機能停止しており移動できず、また宿泊施設も新規の予約受付をフィリピンン政府より禁じられていることからこれらの行き場のない観光客が約4500名にも上るそうです。

EUを中心とした国々からフィリピン観光省へクレームが寄せられているそうです。
 

  • Makati BGC内の2大病院 外来患者の受け入れ停止

 Makati Medical Center(Makati)とSt. Lukes Hospital(BGC)ではコロナウイルス感染者への治療、および感染疑い者の検査に専念するため、一般外来の患者受付を当面停止するそうです。
 

  • 2020年GDP成長率予想4%台

 各経済評論家はフィリピンの2020年度の成長率を当初の6%前後から大幅下方修正し、4%台に納まることを想定しているそうです。これは2011年以来の低成長となるそうで、実現すると昨年(5.9%)に続き2年連続で6%台を下回る結果となることを予想されています。
 

  • Makati外出制限、Quarantine passで強化

 現在、Luzon島全土で「不急不要」の外出は禁じられておりますが、Makati 市内の各最小行政区(バランガイ)はQuarantine Passを発行し1世帯あたりからの外出者を厳密に管理するようです。既に昨日より早いバランガイはこのPassの発行を始めているそうです。
 
【Cebu Mactan】

  • Cebu州2人目の感染者、Lapu-Lapu市から

 Lapu-Lapu市長からの発表によりセブ州2人目となる感染者がLapu-Lapu市にて確認されたとの速報が入りました。

それによりLapu-Lapu市をはじめとするCebu州内の各市自治体はEnhanced Community Quarantineを実施することを具体的に検討し始めているようです。 

  • 8NT 住民向けシェルター設置

 Mactan Newtown内のコンドミニアム8Newtownでは住民向けのシェルターを設置しているそうです。具体的な用途はまだ不明でなぜ管理組合が設置したかなどの情報は得られておりません。 

  • No Mask No Entry

 Cebu 州Mandaue 市の公営市場では買い物客にマスク着用を義務付ける徹底した感染予防対策が取られているとのことです。

Metro Manilaの各市ではこれら動きが既に拡大しており、多くの食料品店やスーパー、薬局ではマスクなしでの施設内への入場が認められません。今後はセブ州内でもこの動きが拡大していきそうです。 

 その他、ニュース記事よりますとLuzon島南部の港で物資の搬入のためにやってきたトラックの運転手や船舶の乗組員が差別的な扱いを受けているというニュースが見受けられました。

物流に従事する長距離トラック運転手や船舶乗組員などは自宅隔離の対象外で、業務への従事を推奨されています。それにも関わらず各物流の拠点で行政区の境目を超える際に、物資は受け取るが運んできた運転手たちの越境は禁ずるなどの対応がなされたなどという話が散見されました。

 非常に残念な話ではありますが、このような治安や行き過ぎた規則遵守に関するニュース記事も増えてきております。今後、食料入手困難などの事態に陥るとますます治安面も懸念されていくものと予想されます。
 

  • Marufuji グループの動き】

 特に大きな動きはございませんでしたが、昨日リリースしたCalamity LoanとCommunication fundが各従業員に届いております。

まずは従業員の安否を第一に密なコミュニケーションを行ってまいります。

 またセブでは政府の発表によっては、隔離措置に対する動きが必要になってまいります。まずは現状を注意深く観察し一つずつ対処してまいります。
 

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